リンクビーは発達障害のある方のための就労支援サービスです

リンクビーブログ「学ぶ人たち」

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リンクビー秋葉原 職員の森です。

私は40代半ばの頃にクローン病と診断されました。当時働いていた職場では、最初から病名をオープンにしていました。ある日、後輩の同僚と二人きりになったとき、「実は私も○○という難病の患者なんです、会社には内緒にしていますが」――と、話してくれました。

会社とは、病気であることを隠さなければならない場所、自分の弱みを見せてはいけない場所だったのですね。私のその職場は、当時毎年のようにリストラを繰り返していましたから、隠したい気持もよく理解できました。オープンにしていた私は、病気が理由ではないと言われましたが、降格になりました(笑)。

病気の人間だけではなく、誰もが大なり小なり抱えている弱さを、隠さなければならない場所。それが、日本の「会社」なのでしょうか。それが、当り前の価値観なのでしょうか。

誰もがヨロイを被り、ありのままの自分でいられない場所。最近のニュースに出てくる、品質検査データの改ざんや粉飾決算の問題、過労死やハラスメントの問題は、こうした日本社会の構造的な問題が根底にあるのかもしれません。

リンクビーでは、自分の困りごとや弱さを開示できることを大切に考えています。
利用者のKAMEさん(仮名)の言葉を紹介します――

「私の苦手なところは、相手の話をうまく解釈したり、自分の話をうまく伝えられないことです」

「自分の弱さを開示できる勇気がなく、自分らしさから遠ざかっていました」

「弱さを言うことによって、自分の心のつっかえがとれました。元々が意地や見栄をはりやすい性格で、弱さを隠すことがいいことだと思っていました。ここでは認めてくれる仲間がいるから、安心して弱さをさらけ出せます」

KAMEさんが以前在籍していた別の福祉施設では、職員とのカウンセリングの席で、それは違うとか、なまけているとか、甘えているとか言われていたそうです。

自分の弱さを開示することで、自分らしさを取り戻し、必要な支援者を増やし、自分で生きて行ける力を身につけることができる・・・・・・、そう思いませんか。

リンクビーは、「自分の弱さを安全に開示できる場所」でありたいと考えています。