ストレスマネジメントセミナーを開催しました!
2015/12/22
12/18(金)に、「シゴトライ台東」と「LinkBe」が共同主催して、
ストレスマネジメントセミナーを開催しました。
このセミナーは発達障がいを含め精神障がいのある方を対象として、
就職活動や安定就労を支援することを目的として実施しました。
初めての開催なので、どれぐらいの方にご参加いただけるか心配していたのですが、
年末のお忙しい時期にも関わらず20名近くの方にお集まりいただきました。
セミナーの内容は、シゴトライ・LinkBe両事業所で行っている「ストレスマネジメント研修」を
ショートバージョンに作り直したものです。
本来はじっくり時間をかけてお伝えする内容なので少し物足りない部分もあったかもしれませんが、
アンケートの結果を拝見すると、参加者全ての方が「満足」「どちらかといえば満足」に
丸をつけていただいたようで、一安心しました。
アンケートの感想では、ご自身について理解が深まったという方が多かったようです。
セミナーではストレスについての理論的な説明をしたあと、
ご自身のコーピングを考えていただく機会を設けました。
セミナーでもお伝えしましたが、ストレスをコントロールするには、
ご自身の傾向を知ることが大事ですね。
<アンケート一部抜粋>
・ストレスの原因が分かった
・自分の傾向を考える参考になった
・自分の考え方の悪いクセや思考のゆがみが明確になった
・自分を肯定することの大切さを学んだ
・自分の考え方をどのように変えていけば苦しめずに済むか理解できた
セミナーの中ではグループで話し合っていただく機会を設けましたが、
初めてお会いしたとは思えないほど意見が飛び交い、
和気藹々とお話をされていたのが印象的でした。
ストレスマネジメントに関心のある方が集まったから、なのかもしれません。
ストレスマネジメントについては本などでも学ぶことはできますが、
人と話し合うことで得られることもあると思います。
アンケートではグループディスカッションでの学びに対する感想が目立ちました。
<アンケート一部抜粋>
・他の方の考えで自分の気づいていない部分を見つけることができた
・他の方の意見を聞いて自分の思考法を知ることができた
・他者の意見を取り入れることでより心にのこりやすかった
今後も皆様の就職や日常の暮らしに役に立つセミナーを開催していきたいと思います。
次回の開催は未定ですが、このブログでもお知らせしていきたいと思います。
楽しみにしていてくださいね。
就職者からのメッセージ
2015/12/15
<卒業生Fさん 20代 男性 ADHD 通所4ヵ月 大手ゲーム会社に就職>
4ヵ月弱通所していたことになりますが、この度めでたく就職が決まり、
卒業という運びになりました。
通所を開始した当初と比較すると幾らか自尊心が高まり、労働への恐怖が薄らいでいるように感じます。
実際に働くのはかなり久し振りなので、やはり不安を禁じえないところはありますが、
事業所を卒業し就職しても事業所からの定着支援を受けられるので、
仕事をしながら不安に感じることがあれば、頼っていこうと思っております。
事業所へ通所する前は、特にやることが無い日はうつ病の影響で
余計なことを考えないよう寝ている時間が長かったので、
体力が低下し疲労が蓄積しやすく、生活リズムも崩れがちでした。
しかし、通所を通して体力がついたのか、幾らか余裕が出るようになりました。
電車に乗って通所し、一定時間研修に参加するというのは、意外と体力を使うもので、
これを習慣付けることで体力を取り戻すことが出来たのではないかと思います。
事業所では様々な方と出会いコミュニケーションをとりながら過ごしてきたので、
去り行くのは寂しい気もしますが、新たな環境、新たな出会いの中で頑張っていきたいと思います。
入社後はどうしても周りと比較して落ち込んでしまいそうだなと、入社前の現時点で既に感じているので、
入社後はなるべく周りと比較せず、肩の力を抜いて、年単位をかけて会社に馴染んでいくことを念頭に
仕事に取り組んでいければなと思っております。
有難う御座いました。
発達障害者支援法改正案
2015/12/10
2015年11月29日の毎日新聞の朝刊に
発達障害者支援法の改正案の記事が掲載されました。
今回の改正案では、「基本理念」を新設し、
乳幼児期から成人後までの「切れ目のない支援」を
国や自治体の責務と明記するそうです。
就労移行支援事業所に関係するところでは、
都道府県の努力義務として、発達障害者が就労に定着するために
仕事を覚える手助けをする「ジョブコーチ」などの
支援の充実を図るそうです。
発達障がい者の職場定着には
職場の障がいに対する理解と、
当事者の特性の理解が必要になります。
「ジョブコーチ」など専門知識のある人が、
職場と当事者双方の支援に入れる事は
職場定着に向けて、とても有効だと思います。