学びの仕組み
2015/11/05
今日は職員からLinkBeの学びの仕組みについて
ご紹介したいと思います。
LinkBeでは「体験」と「振り返り」を繰り返すことにより、
自己認識を深め、障がいへの対策を見つけていただくことを重視しています。
「体験」とはLinkBeで取り組んでいただくこと全てを指します。
職業トレーニングでは様々なオフィスワークを行っていただきます。
ルーティン業務もあれば、自分で進め方を考えながらおこなう業務もあります。
一人で行う作業もあれば、グループで一つの成果を作るような業務もあります。
ストレスマネジメント研修やビジネスマナー研修では、
他の通所者とディスカッションをしていただくことが多くあります。
これらの「体験」の中にはうまくいくこともあれば、
そうでないこともあると思います。ストレスを感じることもあるでしょう。
LinkBeでの様々な「体験」を学びの機会に変えるのが「振り返り」です。
「振り返り」は1日毎、プログラム毎、1ヶ月毎、3ヶ月毎と頻繁に行います。
1日毎に行う「振り返り」は業務報告書の作成と夕会がそれにあたります。
1日を振り返り、よかったことやうまくいかなかったこと、
その理由、どうしたらうまくいくのかを考える時間を設けています。
例えば、○○さんの発言でストレスを感じたとします。
自分はなぜストレスを感じたのかを考えてみます。
自分のモノの見方が原因ではなかったか?
「あるべき思考」が影響しているかも?
など、自身のストレス要因を冷静に分析してみることで、対策を考えることができます。
プログラム毎の「振り返り」は、職業トレーニングプログラムの区切りで実施しますが、
プログラム全体を通じて、うまくいったことは自身の強みとして認識し、
うまくいかなかったことはなぜなのかを考えていただきます。
様々なプログラムを体験いただくと、自身の向き・不向きも見えてきます。
うまくいかなかったことに対して、具体的な対策を考えてもらうのも重要です。
業務指示を正しく理解できておらず、納期直前に作業のやり直しが発生した場合などは、
どうしたら業務指示の取り違えを防げるのかを考えます。
LinkBeの通所者全員で振り返りを行うので、
対策について他の通所者さんからアドバイスをもらえることもよくあります。
1ヶ月毎、3ヶ月毎の「振り返り」は職員との面談を通じて実施しています。
職員からの見立てをお伝えして、対策についても一緒に考えています。
LinkBeに通所して「体験」と「振り返り」のサイクルを習慣化していただくと、
就職してからもご自身を冷静に見ることができるようになると思います。
詳しくは見学・説明会でお話しますのでお気軽にお申し込みください。
https://www.linkbe.jp/index.php?module=Inquiry&action=InquiryLinkbe